立体換地実施事例

新松戸駅東側地区

(現計画図:松戸市ホームページより)

千葉県松戸市にある新松戸駅は、JR 常磐線とJR 武蔵野線が交差する交通至便な乗り換駅である。当地区を含む新松戸東部土地区画整理事業地区は、昭和46年に土地区画整理事業の都市計画決定がされたが、事業化が凍結された経緯がある。

その後、街づくりの機運が高まり、平成26年以降、意向調査や井戸端会議を実施し、地区の課題や要望を議論してきた。駅前の整備や狭隘道路の解消を目的に令和元年8月に千葉県知事より事業計画認可を取得し、令和6年8月に事業計画変更認可を得た。

円滑な事業推進と市事業費の低減及び確実な保留床処分を行うために、立体換地保留床取得事業者をプロポーザル方式により公募している。

施行者:松戸市 / 面積:2.6ha / 事業期間:令和元年度~令和16年度予定。

南小岩7丁目地区

(複数の事業手法による課題イメージ図:(公財)区画整理促進機構 立体換地手法活用講習会2024より)

  東京都江戸川区では、JR 小岩駅周辺の「多様な個性が輝く街づくり」のため、南口に隣接する4.9ha の区域で、南小岩7丁目土地区画整理事業を施行している。

  個別利用街区、立体換地街区、駅前共同化街区(市街地再開発事業との一体的施行予定)の3工区を設定。立体換地街区は、高齢者・借地権者の生活再建が主な目的であり、事業初期段階での移転先として立体換地を整備し、申出者が直接移転先として活用する。

施行者:江戸川区 / 面積:4.96ha / 事業期間:令和3年度~令和13年度予定。

北九州市神嶽川旦過地区(かんたけがわたんがちく)

(北九州市 ホームページより)

 北九州市小倉区の重要な商業拠点として長年市民に親しまれてきた。一方で、神嶽川の浸水被害や密集した木造建築物など、防災・防火面で課題を抱えている。

 旦過地区の安全性を高めるとともに、魅力ある市場として継続させるため、神嶽川の改修と一体的となった再整備を行う。

施行者:北九州市 / 面積:0.6ha / 事業期間:令和2年度~令和9年度予定。

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